外壁塗装の見積書で疑問時に確認するべき10項目と5つの注意点

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外壁業者から見積書をもらったのはいいけど、

「この価格は高くないか??」
「足場代が15万円ってたかいのではないか?」
「適正な見積額はどれくらいなのか?」

と思っているのではないでしょうか?外壁塗装の見積書は「塗装面積(㎡)」と「単価」から計算されますので、外壁塗装の代表的な10項目を抑えることで、ご自宅の適切な見積書の金額を知ることができます。35㎡の2階建ての戸建てで、平均的な外壁塗装工事の見積もり価格は80万円~100万円程度になります。

それでは、本日はイエカラ―ズで営業を行っている筆者が、外壁塗装の見積書の10項目と、外壁塗装の5つの注意点について詳しく解説いたします。

35坪戸建ての平均的な外壁塗装の見積書の例

まずは、日本で最も平均的な戸建て(35坪)の外壁塗装工事の見積書のサンプルをご覧ください。

◆35坪の戸建ての外壁塗装の見積書の例

No 項目 数量 単位 単価 金額
外壁塗装
1 足場工事 230 700 161,000円
2 養生ネット(飛散防止ネット) 230 200 46,000円
3 下地調整(高圧洗浄) 138 200 27,600円
4 シーリング工事

 

50 800 40,000円
5 下塗り(シーラー) 138 1000 138,000円
6 中塗り・上塗り(シリコン塗料) 138 2500 345,000円
付帯部
7 軒天天井塗装 35 600 21,000円
8 破風板塗装 25 600 15,000円
9 雨樋塗装 40 600 24,000円
10 諸経費 1 50000 50,000円
小計 867,600円
消費税 69,408円
合計 937,008円

まず、自分の家の外壁面積を事前に把握しよう!

見積書の基本は、「㎡(平米)」という単位です。

1㎡ = 1メートル × 1メートル

外壁の面積は、建物の広さや形、階数によって変わってきますので、正確に知る場合は、計測するか、家を建てた時の「設計書」に記載されております。下記に日本の平均的な坪数から把握するための外壁面積を参考に表にしておくので、だいたいの外壁面積を把握しておきましょう。

◆自宅の坪数からだいたいの外壁面積を把握するための表

平米数 外壁面積
20坪 79.2㎡
25坪 99㎡
30坪 118.8㎡
35坪 138.6㎡
40坪 158.4㎡
45坪 178.2㎡
50坪 198㎡
55坪 217.8㎡
60坪 237.6㎡

※2階建てを想定

日本の多くの戸建ては35坪程度の2階建が多いため、平均的な外壁の面積はだいたい「138㎡」となります。もし、平米数がわからないという方は、上記の表を正確なものではなく、目安としてとらえておきましょう。家の形が独特であれば、平米数は大きく変わるからです。

見積の各項目の単価を知れば!適正な見積費用がわかる!

それでは、見積書の各項目について、単価とその工程の特徴などを詳しく解説いたします。

項目①足場工事の単価は600~800円程度で、値引きの余地は無い

足場工事の単価は600円から800円で、私の経験だと700円程度で設定されていることが多いです。そして足場工事の面積は、外壁の外側になり、2階建てなら、それよりも高く設置するために、外壁面積より大幅に大きくなります。

35㎡の2階建の場合ですが、足場面積は200㎡を超しますから、この場合の足場工事の費用は16万円程度となります。

また、足場工事は実は外壁塗装業者が設置することは、通常ありません。外壁塗装業者が、提携先の足場業者に依頼して、設置するのが一般的ですから、足場代のコストは安くなることはありません。

項目②養生ネット(飛散防止ネット)の単価は150円~200円、足場業者が設置するから値引きできない

養生ネットとも、飛散防止ネット(シート)とも言われます。足場の周りにつける緑色や灰色のネットのことです。このネットは、近隣住宅に塗料が飛ばないようにするためのももので、外壁塗装工事には必須のものとなります。

単価は1㎡あたり150円から200円です。足場工事の際、専門の足場業者が設置するため、足場と同様に、提携先の足場業者が設置するために値引きできない項目となります。

項目③下地調整(高圧洗浄)の単価は200円~300円程度だが、下地のひび割れなどの場合は、追加費用も!

下地調整とは、塗る前の外壁を、高圧洗浄機という機材で、水を噴射し、外壁の汚れや、剥がれそうな旧塗膜を落として、新しい塗料が付着しやすいようにするための工程です。この工程の単価は200円~300円程度です。

通常、外壁塗装では、古い塗料の上から、新しい塗料を塗りますから、前回の塗料面を徹底的にキレイにするのです。ただし、あまりに外壁が劣化して、ひび割れなどが生じている箇所がある場合は、下地補修という作業が入ることがあります。下地補修は劣化の程度によりますがだいたい2万円~5万円程度となります。

外壁塗装が10年ごとの塗装が推奨されている理由は、このようなひび割れなどが発生する前に、次回の塗装を行った方が、費用も安くなりますし、家の持久性能が上がるためなのです。

項目④シーリング(コーキング)工事の単価は700円~1200円程度で「打ち替え」と「打ち増し」

シーリングとは、外壁の網目になっている部分の白いゴム状のものです。主にサイディングボードなどに使われております。シーリングも経年劣化するため、外壁塗装の際に、打ち替えます。でなければ、水が壁から浸水してくることになるからです。

シーリングには「打ち替え」と「打ち増し」の2タイプがあり、劣化が激しいと、打ち直しである「打ち替え」がおこなわれ、劣化が少しなら「打ち増し」が行われます。単価は打ち替えなら700円~1200円程度、で打ち増しなら700円~1000円程度となります。

よく子供が家の外壁のコーキングを指でほじくることがありますが、家を劣化させる原因となりますので、絶対にやめさせてください。

項目⑤下塗り(シーラー等)処理の単価は700円~1,000円程度

外壁塗装の塗料は、耐用年数を持たせることと、上塗り材の粘着力を増すために3回塗りが行われます。下塗りとは、その一回目の塗装のことで、専用の下塗り材が使われます。下塗り材はいろいろなタイプがあり、外壁の劣化具合や、素材によって使われるものが変わります。代表的な下塗り材はシーラーと呼ばれます。

下塗り材は、中塗り・上塗り塗料と比べて安く単価は700円~1,000円程度です。下塗り材は白色や無色であることが多く、実際の外壁の色と関係するのは、次の中塗り・上塗り材になります。

項目⑥中塗り・上塗りは1500円~5000円まで塗料により様々ですがシリコン塗料が一般的です。

中塗りと上塗りは同じ塗料が使われ、上塗り材と呼ばれます。外壁塗装工事で、一番価格差がでてくるのがこの項目になります。なぜなら使う塗料によって値段が大きく異なるためです。下記の表をご覧ください。

塗料は大きく分けて4種類で「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッソ」となりますが、高級塗料のガイナなどは値段が高くなります。またこれ以外にも「遮熱塗料」や「光触媒塗料」などもあり、機能付きの塗料は値段が高くなります。

しかし、塗料は年々、各メーカーの技術革新が進んでいるため、特別な事情がなければ「シリコン塗料」で十分です。具体的にはエスケー化研の「エスケープレミアムシリコン」という塗料がコストパフォーマンスが最高に良いです。

なぜなら、このシリコン塗料は「ラジカル抑制成分」が入っており、全ての塗料は経年劣化とともに「ラジカル因子」が発生するのですが、この成分が入っていると、それを抑えてくれるからです。ですから、多くの住宅の塗装業者では「エスケープレミアムシリコン」が使われます。

ちなみに「アクリル」や「ウレタン」は時代遅れの塗料で、耐用年数が10年も持たないので、安いからといって使うと、結果として、外壁の劣化を早める結果となるため「シリコン」の方が安くなります。

また、業者が「高級塗料です!」とウソをついて「アクリル塗料」を使うケースがあり、しかもアクリル塗料は、ツヤがすごくキレイにでる塗料のため、だましやすいので悪徳業者が良く使うことがあるので、見積書で塗料名がわからない場合は要注意です。

項目⑦~⑨付帯部(軒天、破風板、雨樋、手すり)などの塗装単価は600円~800円

付帯部とは、外壁以外の木製や金属である「軒天」「破風板」「雨樋」「手すり」などを指します。当記事では㎡で見積もりを出しましたが、一式で見積もりがあることも多く、単価が600円~800円ですが、一式では50,000円程度であることがほとんどです。

項目⑧諸経費とは「廃棄物処理」などを指し、一式で5万円であることが多い

諸経費とは、何なのか?と思われますが、実際は、塗装の際に出るゴミの「使い終わったテープ」や「塗料の缶」「養生のシート」などです。私も多くの見積もり書を見てきましたが、だいたい「一式」で5万円となっていることが多いです。

実際は5万円もかかるわけもなく、塗料業者の儲け部分でもありますが、業者によってはこの経費を値引きしてくれることもありますが、ケースバイケースです。

事前に知るべき!外壁塗装時の見積書の5つの注意事項

注意事項①外壁塗装は春と秋は避けるべき!

外壁塗装の業者の繁忙期は3~5月と9月~11月です。それには2つの理由があります。

◆理由①塗装が乾きやすく、塗装しやすい気候

春と秋は、比較的塗料が乾きやすく、また雨が少ないということから塗装しやすい時期であり、塗装シーズンとして人気があります。梅雨時期などは、工期が長引くことが多く避けたい時期ですから、その点春と秋は最適です。

◆理由②引越しシーズンだから、家主が建物を良く見せたい

春と秋は、引越しの繁忙期です。なぜなら、大学の新入生や、就職、転勤などが集中する時期で、引越しが多いのです。そうならるとアパートやマンションなどのオーナーは「空き部屋を減らしたい」と思うため、少しでも建物をキレイにみせるために塗装工事も集中する時期のです。

上記の二つの理由のため、この時期(春と秋)は塗装の繁忙期となります。そうすると何が起きるのか?職人が不足するのです。塗装業者は、この時期は飛び込みの大型案件も多く、職人の多くは大型案件に当てられていきます。そうなると職人が不足するだけでなく、腕の良い職人にあたる確率も低くなるのです。

そして、繁忙期は業者も強気であることが多く、値段が全体的に高めです。ですから、この2つの時期は避けた方が絶対に良いのです。また、塗料も進化しており、日本の気候であれば乾きにくいとうこともなく、時期はあまり気にしなくて良いでしょう。ただし、東北地方や北海道の方は氷点下時期や雪では塗装ができません。

注意事項②塗料名がわからない見積書は危ない!

見積書で塗料名や種類がわからないのは、危険信号です。なぜなら塗料の種類こそが、外壁塗装の耐用年数に最も影響をあたえるからです。そして外壁塗装で最もトラブルが多いのが塗料の種類です。

よくあるのが見積書に「高級塗料」と記載してある場合は注意が必要です。なぜなら「ガイナ」や「無機塗料」などは高級塗料に属しますが、高級塗料というのは概念であり、塗料名ではないのです。つまり塗装業者が勝手に塗料名に書いているだけなので、塗料名に「高級塗料」という名称はありません。

繰り返しますが、塗料にこだわりのない場合は「シリコン」塗料を使うべきなので、まずシリコン塗料が使われているかを、見積書で確認しましょう。アクリル塗料やウレタン塗料(ウレタンは木材などには使いますが)は時代遅れの塗料で長期的に見ても、耐用年数が低いため、塗り替え回数が増えるためコストが高くつきます。

注意事項③助成金を使える業者がベストでないこともある!

全国の市町村区の中には「助成金・補助金」を支給している自治体があり、塗装工事の10%から15%程度を補助してくれる場合があります。金額にすると10万円~くらいになりますから、自治体の助成金の申請は、塗装工事前に、チェックしておくべきでしょう。

そして、多くの自治体では「指定の業者」のみが、助成金の対象としてますが、ここに罠があります。塗装業者には悪徳業者が非常に多く、この指定の業者にも混ざっているケースや、あるいは指定の業者が、名前貸しをして、指定業者ではなない業者の場合があるのです。

なぜなら、助成金の指定になることは非常に受注率が高まり、売上に直結するため、業者は指定されることを狙って、助成金に非常に詳しい業者がいるため、あの手この手を使って市の指定を得ているいるのです。

また、自治体にしても悪徳業者を把握するのは困難です。なぜなら塗装のクオリティが判明するのは、塗料が剥げる数年後以降であるため、クレームもすぐにはこないためです。

助成金は受けるべきですが、いずれにしても、指定業者と指定業者以外の相見積もりを行い3社程度から比較するのがベストです。

余談ですが、昨今、悪徳業者が後を絶たないため、助成金を出す自治体の数も減っているという噂を業界ではよく聞きます。

注意事項④「安かろう」は「悪かろう」に!適正価格がベスト

外壁塗装の見積書は安ければ良いというものではありません。適正価格であるべきなのです。なぜなら外壁塗装には「塗料」や「職人の工賃」など、予算を下げてはいけない項目があり、必要以上に安い業者は、「安い塗料」や「手抜き工事」をすることで利益を生むので、安かろうは悪かろうなのです。

物販の場合は、安くても質の良いモノは存在しますが、外壁塗装の場合はそうはいかず、かならず何か犠牲にして安くされているのです。ですから、相見積もりをした結果、極端に値段が安い場合は、少し注意した方が良いでしょう。

注意事項⑤相見積もりを行うこと!3社から見積書をもらうべき

結局のところ、良い外壁塗装を行うためには「良い業者」に外壁塗装を依頼すべきで、もし、近所にすごく評判の良い塗装業者がいれば、比較的安心と言えます。しかし、知り合いに塗装業者がいない場合は、3社から相見積もりを行うのが、最も安全です。

3社で相見積もりを行うとなれば、業者にも緊張感が生れますし、また、自宅の外壁塗装の相場感もつかめるでしょう。何より、大切な外壁塗装ですから、塗装業者の言葉に「プロフェッショナル」を感じるか?といったことも大切ですから、相見積もりを行いましょう。

相見積もりを行う場合は、イエカラ―ズのチャットで行えば、わずかな入力項目で数分で終わりますし、認定された安全な業者の見積もりをもらうことができます。検討の際は下記のチャットよりお申込みください。

チャットで一括見積もり:イエカラーズ

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